| 青い山脈 |
| 製作:藤本真澄 原作:石坂洋次郎 監督:今井 正 脚本:井手俊郎・今井 正 稚影:中井朝一 音楽:服部良一 美術:松山 崇 出演:原 節子・池部 良・杉 葉子 伊豆 肇・木暮実千代・竜崎一郎 若山セツ子・山本和子・藤原釜足 |
| 若く明るい歌声に≠ニいう主題歌と共に戦後の暗く沈んだ日本人の心象を明るく¥ニ射した青春映画の名編。戦後民主主義啓蒙映画の範疇に捉えられる作品だが、躍動感とユーモアに満ち、教条主義的な嫌味を感じさせない清々しさが広い共感を集めた。 ここに登場する杉葉子、若山セツ子ら高校生役の俳優は一般公募によって集められたが、当時はこうしたことも画期的であった。それら新人の清冽な演技に加え、芸者に扮する木暮美千代のお色気や、原節子の気品溢れる女教師ぶりも花を添えている。池部良演じる男子学生の六助が大きく手を拡げて愛を叫ぶシーンは、それ以降の日本映画の恋愛描写に革命をもたらした。 |
原節子と若山セツ子 |
東北の町の女学校に転校してきた寺沢新子(杉葉子)は現金の代わりに米を持たされて町の雑貨屋へ学用品を買いに来る。留守番をしていた学生・金谷六助(池部良)はちゃっかり新子に御飯を炊いて貰う。そんなことから新子と六助は交際を始めた。ある日、新子のもとにラブレターが届き、新子はそれを信頼する島崎雪子先生(原節子)に見せる。島崎は校医の沼田先生(竜崎一郎)にこのことを相談する。学校では理事会が開かれラブレター問題の大論争。しかし実はラブレターは新子の意地悪な同級生・浅子(山本和子)のいたずらだった・・・・。これを契機に島崎先生は、この町の因習や、男女のなかを曲解する偏見を改善しようと立ち上がる。校医の沼田先生や六助の友人、富田安吉(伊豆 肇)らも賛同して、島崎先生たちの闘いは始まる。 |
| あまりにも有名な石坂洋次郎の原作を今井正が演出したユーモア青春編。藤原釜足が読み上げる有名な場面には何度見ても笑わせられる。 |