私が棄てた女
昭和44(1969年)、日活


原作:遠藤周作
監督:浦山桐郎
脚本:山内 久
撮影:安藤庄平
美術:横尾嘉良・深民 浩
音楽:黛 敏郎

出演:河原崎長一郎・小林トシエ
    浅丘ルリ子・加藤治子
    加藤 武・江守 撤・岸 輝子

生涯わずか九本しか作品を残さなかった浦山監督の三作目で、遠藤周作の人気小説の映画化。
 
自動車部品の会社に勤めるしがないサラリーマンは、出世のため愛してもいない専務の姪と結婚しようとしている。そんな時、かって遊んで棄てた女が自分の子を中絶し、苦しい生活をしているのを知る。彼は責任を感じるが・・・・。
愛とは何か、人生とは何かを考えさられる叙情的な作品。圧巻は、全編モノクロームの中で、女が悲しく新相馬節を歌うシーンのカラー映像。緑の草原を駆ける馬たちの姿がスローモーションでかぶさる。

  
  (ぴあシネマクラブ日本映画編2002〜2003より)